うちのニャン太郎

我が家には8ヶ月の男の子、キジトラ猫のニャン太郎がいます。
去年の7月、道端の草薮の中から心細い鳴き声が聞こえてきて、何事かと保護したのがニャン太郎でした。
どうやら親猫とはぐれてしまった(あるいは捨てられた)ようで、身体は飢えてガリガリ、目は腫れ上がってショボショボという、まさに風前の灯のような命でした。
この子に最初にミルクを与えた時の、あの「死にものぐるい」という言葉がピッタリなほどの必死の形相は今でもわすれる事ができません。
お腹が空いて空いてたまらなかったのでしょう。差し出されたミルクの哺乳瓶(猫用)を、
乳首を噛みちぎるばかりの勢いでギュウギュウと吸い尽くしていました。
(実際、その哺乳瓶の乳首はたった二日で千切れてしまいました
でも、それだけこの子は「生きること」に対して必死だったのです。生きることを諦める事無く、必死に食らいついてきたのです。
わずか生後三十日で親に捨てられ、たったひとりぼっちだったこの子の命を、何とか救う手助けが出来たことを私も嬉しく思います。
ガリガリでショボショボだったニャン太郎も、ミルクを飲み、離乳食をガブガブと食べ、あっという間に大きくなりました。
先日の定期健診では「標準体重よりも多い」なんて言われてしまったほどです(肥満にならないように注意しなければ!)
今現在、私の膝の上で丸まって眠っています、なんともノンキな、幸せそうな穏やかな寝顔です。
あの「死にものぐるい」の必死な顔はもう二度とさせたくないな、と思うのが、親馬鹿な飼い主の心情です。